Unspoken message is everywhere.
Posted by 昏 - 2014.10.10,Fri
食事に入った店で
寛いでいたのも束の間
突然客のひとりが暴れだした
その姿は鬼と化し宙を飛ぶ
客は逃げ惑い
室内は騒然となった
端のテーブルに居た私たちの元に
次々と酒が投げられ
私はそれを積み上げ
何やら口の中で唱えると
それを投げ返す
すると鬼は姿を消した
寛いでいたのも束の間
突然客のひとりが暴れだした
その姿は鬼と化し宙を飛ぶ
客は逃げ惑い
室内は騒然となった
端のテーブルに居た私たちの元に
次々と酒が投げられ
私はそれを積み上げ
何やら口の中で唱えると
それを投げ返す
すると鬼は姿を消した
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Posted by 昏 - 2014.05.18,Sun
寝ていた場所が血で汚れている
頭に巻いた包帯からうっすらと滲んでいる
どうやら結構なダメージだったらしい
死んだ筈のあの子が子供の姿で現れ
私の手をひく
ついて行ってやりながら
『もう長くはないな』と思う
そこに哀しみは無く
ただ淡々と事実を受け止めている
握った手の先に繋がったこの子が
健やかに大きくなることを心から願う
親元に送り届けたら
私の役目は終わりなのだろうか
そんなことを思いながら車を走らせ
電話をかける
コレカラ ソチラニ ムカイマス
そして気付く
私の傍に子供が居なくなっていることに
頭に巻いた包帯からうっすらと滲んでいる
どうやら結構なダメージだったらしい
死んだ筈のあの子が子供の姿で現れ
私の手をひく
ついて行ってやりながら
『もう長くはないな』と思う
そこに哀しみは無く
ただ淡々と事実を受け止めている
握った手の先に繋がったこの子が
健やかに大きくなることを心から願う
親元に送り届けたら
私の役目は終わりなのだろうか
そんなことを思いながら車を走らせ
電話をかける
コレカラ ソチラニ ムカイマス
そして気付く
私の傍に子供が居なくなっていることに
Posted by 昏 - 2013.06.24,Mon
誰かに依頼され
私はモノに憑いたものを祓うことになる
今までそういうことをしたことはないし
果たして自分にそんな力があるのかも分からないが
とにかく断れそうになく
私はそのモノを受け取る
そして手の中に起き
知っている詞を力を籠めて唱える
憑いたものはモノから離れ
怒ったのか私の体に入る
その瞬間
頭がくらくらし
壁に体をもたせかけ
座り込むが
止めずに唱える
物音がして目が覚め
気づくと夜中ベッドの中だった
私はモノに憑いたものを祓うことになる
今までそういうことをしたことはないし
果たして自分にそんな力があるのかも分からないが
とにかく断れそうになく
私はそのモノを受け取る
そして手の中に起き
知っている詞を力を籠めて唱える
憑いたものはモノから離れ
怒ったのか私の体に入る
その瞬間
頭がくらくらし
壁に体をもたせかけ
座り込むが
止めずに唱える
物音がして目が覚め
気づくと夜中ベッドの中だった
Posted by 昏 - 2013.03.25,Mon
自宅のダイニングに居る
見知らぬ男が入って来る
がっしりとした体型の中年男性で
白髪混じりの頭がそれを物語っている
一見普通の男だがどこか不気味な雰囲気を纏っている
ダイニングには私と若い女性と子供が居る
男が女性の方に向っていくのをみた私は
危険を感じ女性と男の間に割って入った
男が憤る
頭の中で繰り返す
『家族を守らなければ』
私はどうなっても構わない
どうか家族に手を出さないでくれ
男の前で私は懇願する
男はさっきのヤツもそんな事を言っていた
何故だ?
と言って私の右肋骨を腕で圧迫する
かなりの力だ
これでもか?
私は骨が折れるのを感じながら痛みに耐えた
そこで目が覚めた
真夜中だった
見知らぬ男が入って来る
がっしりとした体型の中年男性で
白髪混じりの頭がそれを物語っている
一見普通の男だがどこか不気味な雰囲気を纏っている
ダイニングには私と若い女性と子供が居る
男が女性の方に向っていくのをみた私は
危険を感じ女性と男の間に割って入った
男が憤る
頭の中で繰り返す
『家族を守らなければ』
私はどうなっても構わない
どうか家族に手を出さないでくれ
男の前で私は懇願する
男はさっきのヤツもそんな事を言っていた
何故だ?
と言って私の右肋骨を腕で圧迫する
かなりの力だ
これでもか?
私は骨が折れるのを感じながら痛みに耐えた
そこで目が覚めた
真夜中だった
Posted by 昏 - 2013.03.24,Sun
何処かのビルの一室
見知らぬ同士十人程が其処に居る
急に真ん中にいた青年が豹変する
何が彼の気に障ったのか分からないが
懐から銃を取り出したかと思うや
いきなり闇雲に乱射し始めた
皆が身を縮め怯えると彼は余計に苛立ち
誰彼構わず銃口を向けて脅す
ひとりが足に流れ玉を受け床に転がった
要求など無い
だから尚更タチが悪い
そのうち
銃は玉切れになる
すると彼は大人しく口下手なひとりの青年に戻る
放心状態になった彼に私は近づき
何故か抱き締める
自分でも何をやっているのか分からない
しかし抱き締め頭を撫でると
彼はまるきり眠る子供のようになった
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見知らぬ同士十人程が其処に居る
急に真ん中にいた青年が豹変する
何が彼の気に障ったのか分からないが
懐から銃を取り出したかと思うや
いきなり闇雲に乱射し始めた
皆が身を縮め怯えると彼は余計に苛立ち
誰彼構わず銃口を向けて脅す
ひとりが足に流れ玉を受け床に転がった
要求など無い
だから尚更タチが悪い
そのうち
銃は玉切れになる
すると彼は大人しく口下手なひとりの青年に戻る
放心状態になった彼に私は近づき
何故か抱き締める
自分でも何をやっているのか分からない
しかし抱き締め頭を撫でると
彼はまるきり眠る子供のようになった
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