宝箱

大切なものが入った箱

鍵は持っていないけど

本当に大切だから

いつも守っていたい

触れることは出来なくても

いつもそばにある

それだけで幸せ

居場所

居場所を求め彷徨っていた
家の中に
社会の中に
当たり前にあるはずの場所

ジグソーパズルのピースのように
私が私のままで嵌る場所が
この世の何処かにあると

しかし何処に身を置いても
形を変えずに居る事など出来ないのだと知らされる

辿り着く場所が無いのなら
それはそれで諦めもつく
ただ私の何処かが記憶している
その場所を
どうしても思い出すことが出来ない

孤独にも疎外感にも
もはや哀しみは感じない
時折見上げる空に想いを馳せ
彼処が私の場所かもしれないと
生きているうちには到達しないのかもしれないと
半ば諦めの中で日々を送っていた或る日
私の居場所の鍵を持つ人が現れ
いとも簡単なキーワードが私の記憶を呼び起こした

訳の解らない懐かしさで胸がいっぱいになり
やがてそれは涙になった

もうこれ以上何も望まない
そんな気持ちになった

愛

大切なものを守りたければ

肌身離さずにいることだけが

その方法ではない

あえて手放すことで守れることもある

目に見えることだけが全てではない

それを知っているからこそ捉われず

感じ得ることもある

あとは何処までそれを信じられるかだ

弱さを取り払い見通す力を養えと

愛はそう教えてくれる

二極

天は自ら地を分けられ

光と闇を

善と悪を

快楽と苦痛を

総てをふたつに分けられた

一極を淘汰させる為ではなく

二極を受け入れ統合を学ばせる為

拠ってこの世に何ひとつ

不要なモノなど存在し得ぬ理

偏れば

もはやそれはそれで無くなる



この恩恵に於いて在るべきは

成り下がらず

成り上がらず

衆生の心は衆生の中に或る事を

忘れぬよう

確証

たとえそうでも

それが真実だと

身を持って証明しろ

惑わされるな

その為に与えられた直感を信じろ

多くは君の足を掬おうとするだろう

その中から真実だけを選び取れ

もう充分に解っている筈だろう

どうするかはそれから決めること

その過程の恐れに留まるな

総てを知り受け容れる覚悟こそ

君に求められている最重要課題なのだ